疲れた夜と並び吹く

「花束みたいな恋をした」を観た。

サブカルを全く通らずに育った人と結婚して、もっと共通言語があったらなあと思うことの多い私にとって映画の序盤の2人は懐かしさと理想で胸がギューっとなった。

カラオケでクロノスタシスからの缶ビールで夜の散歩をするシーンは気持ち悪いほどニヤニヤしていたと思う。

社会人5年目の私は麦くんよりになっちゃって、ライブにも全然行けてないし頭使わないスマホゲームばっかしてる。

仮に今の人と別れたとしても、もう大学生の頃みたいに趣味が同じ人と出会って同じ熱量で対象を追いかける暮らしって無理なんだろうな〜とも思う。

寂しく思いつつ、それはごく自然なことである気もする。

心がキュウとなる映画に出会えてよかった。